なんでこうなった

発信力ゼロなブログ

旬のものを食べる

先日はじめて栗を買った。

こういうものは人から貰うものだと思ってた。
でもそれは恵まれた田舎での話。
今住んでるのは都会。(つっても周りは家しかないが)
ここじゃ庭で大葉もレモンも採れないし、近所の誰もなすとかピーマンをくれない。

歳とったせいか無性に食に旬を求めてしまい、実家に帰省した時に地元のスーパーで安く売ってた栗を買ってみた。
大半は栗ご飯に使っちゃったんで、残りの5粒は蒸して今日のおやつにしてしまうことにした。

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うっまー。

ていうか「蒸す」のも今回はじめてだ。
蒸し器が無きゃできないと思っていたが、要は蒸気に当てればいいわけだろ。
鍋にざる。大抵の事は家にあるもんでできる。

栗の外側の殻は鬼皮、実にくっついてるのが渋皮とな。
鬼ときて渋いとくるか。更には鬼の上にイガだもんな。
城の中の殿様みたいな分際かね栗は。
それとは裏腹に鬼皮の内側は小動物かのようなもふもふ。
なにこのもふもふ。
めっちゃかわいい。鬼可愛。

しかし食べてると渋皮剥くのがだるくなってくる。
私の几帳面さが、渋皮が少しでも残るのを許してくれない。
渋川煮を考えた人ってもしかしてかなりズボラー?
でもそういうズボリズムいいよね、皮ごと食べちゃうんだから悪い面ないもんね。
渋皮煮作るのがかなり面倒らしいが、次また買ったらやろうかな。
ズボラと見せかけて全然ズボラじゃないじゃん・・・
ハゲタカが爪隠してて実は能ある、みたいな。、いやちげーな。

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極甘党の私であるがこういう自然の甘さみたいなのも大好物である。
なんかこう、母が作ってくれたおやつの数々を思い出す。
蒸しパン、誕生日ケーキ、グミ、ポテチまで作ってくれた。
既製品と比べたら圧倒的にコスパ悪いじゃんとか考えちゃうぐらい私もやな大人になってしまったなぁ。
でも、そうやってこだわりを持って育ててくれてたことには感謝してる。
「自分でできることは自分でやりなさい」
を自らの姿をもって体現してたパワフルな母だった。
友達によくhapphaはなんでも作れるねと言われるが、まだまだ母は越えられん。